週刊あはきワールド 2020年4月22・29日合併号 No.663

阿是指圧による体にある4つの首の治療 第30回

4の首(腰)の治療

~その4 鼡径部の解放 パート1~

日西指圧学院 小野田茂 


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鼡径部の停滞を処理することが腰痛治療の基本

 二本足で行動をする人間の宿命である腰部の問題を解決するためには、要の部分(体の中心である腰部)を治療することはもちろんですが、体を動かすために最初に準備運動が必要なように、いくつかの遠隔的な治療が必要になります。

 要(腰部)に停滞感がなく、スムーズに気が流れていれば、フィジカルストレス、メンタルストレスもなく、体からの警告サイン(痛み、不快感etc )もすぐにキャッチできるはずです。

 この順調な気の流れを維持することが健康な体の維持につながります。この状態をキープするための一つとして鼡径部の解放があります。

 一般に西洋人は、鼡径ヘルニアの障害と股関節の問題を持つ人がたくさんいます。反り腰の人が、多いために、鼡径部にストレスがかかるため、またその部分を走行する大腰筋の機能不全が問題ともいわれています。

 腰部の問題にかかわらず、体幹と下肢部の境にある鼡径部の解放は、数多くの治療に欠かせない重要部位といえます。

 鼡径部に停滞感が生まれ、その状態のまま日々の改善がない場合は、やがて慢性症状が生まれてきます。鼡径部の停滞が、トリガーになり主に下記の症状を生じさせて、やがて腰部の痛み不快感をも呈するようになります。

①自律神経のアンバランス。
②頭寒足熱(上虚下実)の理論の反転 (下肢の血液循環不良による諸症状) 。
③肝腎要の理論の反転。鼡径部には、長内転筋を境にして3つの経絡(脾経、
 肝経、腎経)が走行。

 これらの問題が生じ、その結果、腰部痛が生じるといった間接的な要因につながります。そこで、すべての腰痛治療において、鼡径部の停滞を処理することが腰痛治療の基本となります。

 そんなわけもあり、今回は鼡径部の阿是指圧における解放テクニックを記述します。

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