週刊あはきワールド 2020年7月1日号 No.672

症状別、困ったときのこのツボ 第9回

下痢が続いているんです…という患者さんが来たら

新医協鍼灸部会会長・関東鍼灸専門学校講師 手塚幸忠 


◎過去記事≫≫  もっと見る

1.下痢のメカニズム

 下痢は便に水分が多くなりすぎた時に発症する症状だ。正常な状態では、摂取した水分の99%は腸で吸収される。しかし、なんらかの原因で吸収が上手くいかないと、下痢の症状が出る。単純に食べすぎ飲みすぎによるものや、刺激物や冷たい物を多く摂取することによるものもあれば、O-157やノロウイルスなどの細菌やウイルスによるもの、ストレス等による過敏性腸症候群、クローン病や潰瘍性大腸炎等の他の病気が原因のもの、薬の副作用によるものなどがある。

 東洋医学的には、寒熱で考えると、寒証によるものが多く、その他、脾胃の問題や、湿邪、西洋医学同様に飲食不節、内因なども考慮に入れて診断する。

2.緊急を要する可能性がある下痢

 下痢に対して、鍼灸は効果があるが、以下のような場合は病院の受診を勧めた方がよい。

 ・嘔吐や高熱を併発している
 ・下痢に血が混ざっている
 ・経験したことのない激しい下痢
 ・激しい腹痛(排便後も改善しない)で、生活に支障がある
 ・水分がとれない

(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます)

この記事の続きをお読みいただくためには、週刊『あはきワールド』(有料コンテンツ)のご購読手続きが必要です。

ご購読の申し込み ログイン(ご購読済みの方はこちら)




トップページにもどる