週刊あはきワールド 2020年7月1日号 No.672

Dr.シノハラの鍼灸徒然草 第39話

ド・ケルバン病です!

九州看護福祉大学鍼灸スポーツ学科 篠原昭二 


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先生、ド・ケルバン病なんですが

 20歳、女子学生。主訴:両手関節の痛み。

経過

 授業が終わった後、女子学生が尋ねてきた。開口一番、「先生、私ド・ケルバン病なんです」という。鍼灸臨床センターで治療を受けようとしたところが、予約が一杯で2週間後になると聞き、研究室に直接やってきたとのこと。

 母指を屈曲して、他の4指で母指を握り、尺屈する(アイヒホッフテスト)動作をし、「これだけで、手関節橈側が両手とも痛むんです」という。さらに、陽渓穴の橈側にある長母指外転筋、短母指伸筋部を見ると明らかに腫脹しており、その部が最も痛いという。

 特に手を使うといったことはしていないが、1週間前ぐらいから徐々に痛みが出始め、今日は特に痛みが強くて、手関節を動かしたり、手を握る(グー動作)とズキンとした痛みが走るとのこと。

 なにぶん研究室であり、新型コロナウイルスの問題で実技実習といえども学生さんとの身体接触をしない方針であったことから、詳しい診察もできず、応急処置として、皮内鍼の貼付のみをすることで了解いただいた。

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