週刊あはきワールド 2020年7月8日号 No.673

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.75-2

高血圧はこう治す!(2)

~本態性高血圧症の症例~

明治国際医療大学鍼灸学部 廣正基 


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 前号では、「高血圧」について解説させていただきました。今回は、その症例について、特に鍼灸臨床では高齢者と接することも多いことから、高齢者の症例について高齢者の特徴を踏まえて紹介させていただきます。

高血圧(本態性高血圧)の症例

症例:74歳、女性。
職業:無職。
初診日:X年10月。
主訴:血圧のコントロール。
愁訴:#1肩こり、#2腰痛。
現病歴:初診日よりX-1年12月に思い当たることなく血圧が上昇、二次性高血圧は除外され、本態性高血圧にて投薬治療が開始となった。投薬により血圧は下がるものの変動があるため、漢方薬を処方され、その後は比較的安定してきた。しかし、日によって高い時があるなど血圧変動差が大きく不安であった。ツボ療法の公開講座で血圧に鍼灸治療が良いことを知り、血圧の安定に治療を受けたいと来院となった。

既往歴:特記事項なし。
家族歴:一人暮らし。

現症:身長153cm、体重56kg。
初診時血圧:120/80mmHg。

 辛くはないが、家事をしたときなど肩こりが気になったり、腰のだるさを感じたりすることがある。

 血圧は家庭でも測定しているが、睡眠時間が短かかったり、不安なことがあると高くなる。

投薬:ノルバスク2.5g(持続性Ca拮抗薬)。
漢方薬:桂枝茯苓丸(瘀血を改善)。

食欲:良好。
睡眠:寝つきが悪い、夜中目がさめると眠れないことがある。
二便:良好。

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