週刊あはきワールド 2020年7月8日号 No.673

治療家のためのセルフエクササイズ 第51回

筋バランスを整える重要部位20

~体軸編(2)シングルアームオーバーヘッドランジ~

ATC&鍼灸師 山下貴士 


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 前回は、両手で重りを頭上に保った不安定な状態で軸を意識しやすくするスクワットをご紹介しました。このスクワットは椅子に座ることで、そのたびに軸を再確認しなくてはならないため、体軸認識の優れたトレーニングになるとお伝えしました。今回は体の中心軸だけでなく、片腕から片足につながる斜めの体軸をトレーニングするエクササイズのご紹介です。

両側性と片側性の動きと体の斜め軸

 体の斜めの軸がなぜ大切かというと、多くの日常生活動作は斜めの軸を使っているからです。例えば、歩くときには手足を左右交互に振るので、体の斜めの軸を使っているといえます。多くのスポーツ動作、特に球技の投球動作やラケットを振る動作には、体の斜めの軸を使っているのが、わかります。

 また、体の斜めの軸は、片手で行う動作のほとんどに関係しています。多くの日常生活動作は片手で行われますので、この点で片側性の動作の方が両側性の動作より機能的といえそうです。

 肩こり予防などに行われることの多いエクササイズに腕回しがあります。このエクササイズは立位で、肩から腕をぐるぐると回すだけのものですが、回し方に大きく4つの種類があります。まず、①両腕を同時に回す方法、②片手ずつ回す方法、③前方向の動き、④後ろ方向の動きです。筋の機能性という観点では、両腕を同時に回すエクササイズ(図1)よりも、片手ずつ回した方(図2)がより実際の動作に近く機能的ということになります。
 

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