週刊あはきワールド 2020年7月15日号 No.674

症例で学ぶ入江FTシステム 第26回

入江式奇経治療による症例

~任脈—陰蹻脈・督脈-陽蹻脈を併用した症例(5)~

寺子屋お産塾 田中寿雄 


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その前に

 私は鍼灸師として歩み始めた初年の時期に、経別・経筋・奇経をベースとする治療法があることを知った。奇経は8つの経穴を知っているに過ぎなかったが、鍼灸学校在籍中には見聞したことがなかった入江システムの出逢いは衝撃であり、私の鍼灸師人生の歩みはそのような思いから始まって42年が過ぎた。

 鍼灸師となり臨床に向き合い始めた方々は、日々様々な愁訴に向き合うことになりますが、入江システムの効果を臨床で実感される機会に繋がればと願っています。

症例)胸痛・83歳・女性

愁訴:昨夜から足先から血流が胸部に上がってくるのが自覚され胸が苦しくなり、血圧を測ると170もありましたとのこと。

診察・診断
 血圧を測ると147-68、脈拍66と落ち着いていた。

 祖脈は浮・虚。

 経別脈診は脾経・腎経St。

 腎経脈の処置が適切と思えたが、その前に奇経の処置をすることにして、奇経診から左の任脈-蹻脈と診断。
 

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