週刊あはきワールド 2020年7月22・29日合併号 No.675

Let’s はりきゅう遊学 第74話

合谷の変動(移動)穴?

~桜井戸の灸点と澤田流合谷・手第二掌骨全息穴・3つの董氏奇穴~

お灸とハリ治療の専門家 福島哲也 


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 新型コロナの収束がまだ見えず、東京などでの新規感染者が増えている状況下での実施の是非が話題になっている国(観光庁)の観光支援策「Go To Travel(トラベル)キャンペーン」は、突然、東京を除外にしたり、キャンセル料を補償しないと言っていたのが一部補償になったり、いろいろと迷走中ですが、実は何らかの意図を持った誰か(上級国民?)の「Go To Trouble(トラブル)キャンペーン」なのかもしれないと疑心暗鬼な今日この頃です。わが鍼灸業界でも、業団、学会、そして学校(養成校)なども巻き込んで、一般国民向けの「Go To 鍼灸キャンペーン」みたいな企画ができたら面白いと思います(やる気のある若手は、どこかにいないか?)。

 1年の内で最も暑い日とされている「土用の丑の日」に一部(日蓮宗?)の寺院で行われている「ほうろく灸」は、呪文を書いた素焼きの「ほうろく」(お皿?)を頭の上に乗せ、その上に「艾」を置いて火をつけ「頭痛封じ、暑気封じ、中風封じ」などの祈祷です。また、旧暦の6月末に日本各地の神社で行われている「夏越の祓(なごしのはらえ)」は、半年分のケガレを落とす伝統行事で、厄落としの方法として神社の境内に作られた大きな輪を8の字に3回くぐる「茅の輪くぐり」を行い、この後の半年の健康と厄除けを祈願するそうです。

 こんなご時世ですので皆さんもチャンスがあれば、どちらか(もしくは両方)を体験してみてはいかがでしょうか?

茅の輪とはチガヤという草で編んだ輪のことで、輪をくぐることで病気や災いを免れることができるとされている。

桜井戸の灸点と澤田流合谷

 今回は、「合谷」というツボについての愚見を少し述べてみようと思います。

 「合谷」といえば「四総穴」のうちの1つで、「面目は合谷に収む」といわれているように顔面部の皮膚病(面疔やニキビなど)や眼疾患(内障眼、視力減退など)、歯痛(特に下歯)、蓄膿症などの治療の要穴であり、血圧亢進や母指の腱鞘炎などにも効果が期待できる応用範囲の広いツボです。ちなみに、母指と示指を開いた状態が虎の口に似ていることから、「虎口(ここう)」という別名もあります。
 

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