週刊あはきワールド 2020年7月22・29日合併号 No.675

阿是指圧による体にある4つの首の治療 第33回

4の首(腰)の治療

~その7 腰痛治療(腸腰筋と腹部の指圧)②~

日西指圧学院 小野田茂 


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按腹による腰痛治療(腸腰筋)

 体の要に位置する腸腰筋(図1)は、少なくとも一昔前の指圧治療の世界では、あまり重要視されなかったような気がします。


図1

















 むしろ腰痛治療の際、坐骨神経を伴うステージ4の腰痛症に対する坐骨神経の走行に関与する殿部の筋肉を緩める治療において、外旋および骨盤安定に関与する梨状筋の方がたびたび出てくる筋肉でした(図2)。


図2

















 そして、そのうちにトリガーポイントがいつの間にか一般化されました。

 さらにそうこうするうちに2000年初頭、インナーマッスルを重要視する傾向が現れました。いつもの通りブームはアメリカからの業界さんの合言葉よろしく、案の定アメリカから輸入されて、腸腰筋が腰痛治療の花形として浮上しました。

 筋膜リリースも『アナトミートレイン』の本などにより普及されてだいぶ日本に広がりました。

 なぜか知りませんが、この業界は横文字とメイドインアメリカにめっぽう弱いようです。東洋医学のアレンジが大部分のアメリカのドクターの本が出てきては、ブームを起こして、またそのブームが覚めたころに新しいアレンジ物が出てきたりの繰り返しなのです。

 スマートフォンの常用使用のために凝り固まった首筋にある後頭下筋(図3)をやっと学校の教材として使用し出したら、今度は、腰痛治療は腹横筋を使用しますという流行りの徴候があります。

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