週刊あはきワールド 2020年8月5日号 No.676

症状別、困ったときのこのツボ 第10回

顔のできものが気になるのです…という患者さんが来たら

新医協鍼灸部会会長・関東鍼灸専門学校講師 手塚幸忠 


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1.美容の問題は本人が一番気になる

 以前、私は顔にできものができたことがある(図1)。初めはニキビかと思って爪で潰してしまったのだが、次の日に見ると昨日よりも少し大きくなっていた。その後も気になるので、触ったり掻いたり潰したりしていたら、さらに大きくなり、だんだん目立つようになってきた。周りの人からは、「そんなに目立たないし、ほっといて良いのでは?」と言われるのだが、本人にとってはとても気になる。顔の見た目の問題は、ちょっとした事でも、本人にとってすごく気になるものなのだと、患者さんの気持ちを理解することができた。


図1 実際の画像(発症して10日ぐらい)















 いじると大きくなるし、放置しておいてもいっこうに治る気配がない。調べてみると、イボの一種である扁平疣贅(ゆうぜい)というものか、俗に“おでき”と呼ばれる癤(せつ)や癰(よう)と呼ばれるもののようだ。

 治療方法を調べてみると、薬で治すか、疣贅の場合はレーザーや電気による焼灼など、癤や癰の場合は、切開手術をするとのこと。「切開手術は嫌だな…」と思い、鍼灸でなんとかならないものかと調べてみると、顔のできものの治療で、面疔(めんちょう)という症状にお灸がよく効くという文献がいくつか出てきた。

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