週刊あはきワールド 2020年8月19日号 No.678

あはきメンタル~《からだ》と《こころ》の寄り添い編 第15回

非日常下におけるあはき師のための心理学

~不安と神経症について~

あはき師・臨床心理士・公認心理師・あはき心理学研究会 藤田晶子 


◎第14回 非日常下におけるあはき師のための心理学
      ~緒言~(藤田洋輔)
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 このところ、ニュースでCOVID-19 の感染者数を発表するようになり、「今日は○人だって」「また増えたね!」などというやり取りをどのような場面でも自然とするようになりました。非日常が日常になりつつあります。

 そのような世の中でも日々の生活は続いていくわけですが、これまでと変わらず生活ができている人も変化を余儀なくされている人も等しく、見えない相手“ウイルス”に振り回される非日常が降りかかってきています。

 さて、皆さんご存知の通りストレス要因は複合的なものですが、ストレス要因による反応が様々だというのもご理解いただけると思います。さらに、自身の心身の反応によく気づく方もいればそうでない人がいることも、あはき師の皆さんはよく感じていることと思います。

 そこで、あはき師として、目の前にいる患者さんの心身の症状がどのようなストレス要因によるものなのかを理解したいところだと思います。特に、昨今のような非日常の状況においてはなおさら感じていることでしょう。

 《国際疾病分類:ICD-10(WHO:世界保健機関)》では、『神経症』という疾患分類名があります※。『神経症』はストレス状況下において現れやすい疾患の一つと言えます。では、『神経症』とはどのような疾患で何故起こるのでしょうか。

 先に結論から説明すると、『神経症』を惹起する大きな誘因として『不安』があると言われています。つまり、『不安』について理解することがストレス状況下における心身を理解する上で重要なこととなります。

 そのことから、『不安』についてこれから理解を深めていきたいと思います。

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