週刊あはきワールド 2020年8月26日号 No.679

Let’s はりきゅう遊学 第75話

残暑見舞い

~抜き打ちテスト・答え合わせ~

お灸とハリ治療の専門家 福島哲也 


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江島杉山神社御朱印
 座学だけの講習なら、オンデマンドやZoomなどオンラインで大人数での開催も可能なのでしょうが、「病的反応(硬結)に触れ」「圧痛を確認し」「灸熱の浸透を体感する」というようなことは、オンラインでは絶対にできない内容なので、あえて今月の灸法臨床研究会の例会は通常(午後のみ)とは違い、三密を避けるための対策として少人数(午前・午後で各6名ずつ)限定で参加者を募集し、両国の杉山神社の本殿で、午前(肩こり、寝違え)と午後(急性腰痛、慢性腰痛)でテーマを変えて行いました。



当日は国技館で『24時間テレビ』をやっていたようですが、今年は無観客で行われたため両国駅付近の混雑はありませんでした。

 ちなみに、午前と午後を通して事前申し込みで参加したかたには、今回は特別に事務局からお土産(桐箱入りの最上級もぐさ・数グラム)があったようです。景品に釣られたわけではないのでしょうが、午前と午後の両方参加が5名、午後のみ参加が1名で、そのほとんどが鍼灸学校の学生さん(しかも熱心)でした。参加された皆さんは猛暑の中、マスク着用で大変だったと思います。お疲れさまでした。

抜き打ちテスト

 先日、灸臨床を教えている某教員養成科で実技試験を行いました。内容は、これまでに学習した範囲から問題を出し、ツボの名称と取穴法を答えてもらうものでした(近年は、だいぶ難易度を下げております)。ところが、私の予想に反して合格点をクリアできない人が多かったのです。

 皆さん緊張して度忘れをしてしまったのでしょうか? それとも、猛暑続きで「ボーっと」して講義を受けていたのでしょうか? 今年は新型コロナの影響から授業が時間短縮(通常1コマ90分のところを60分)だったということと、私の教えかたのマズさを若干加味したとしても、次回はもうちょっと頑張っていただきたいなぁ~。

 そのときの試験内容を一部改変して挙げてみますので、お灸のツボに興味のある学生さんや臨床家の先生がたは、夏休みの宿題がまだ残っていたのだと思って、ぜひチャレンジしてみてください。

 「まずは、縄折法に関する問題です。知らない人はわからないかも……。」

Q1「瘡瘍八処の灸点」への施灸で期待できる主な効能を述べよ。

【ヒント】瘡瘍というのは、いわゆる「〇〇モノ、△△モノ」のこと。

Q2「瘡瘍八処の灸点」への施灸を、①右肩関節の痛み(いわゆる五十肩など)と②左膝の痛み(変形性膝関節症など)に応用する場合の取穴法をそれぞれ述べよ。

【ヒント】取穴は縄折法を用いる。①の穴処は2点、②の穴処は1点になる。

Q3「家伝灸・桜井戸の灸」の合谷や、奇穴「下頤(かい)」への施灸と同様の効果が期待できる「瘡瘍八処の灸点」の取穴法を述べよ。

【ヒント】合谷については前回(第74話)の内容を参照のこと。

 「皆さん、まだ、序の口ですよ。では、続きの問題をどうぞ!」

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