週刊あはきワールド 2020年9月2日号 No.680

緊急アピール26

日本におけるCOVID-19患者のビッグデータ

 (1)石川家明(2)木村朗子(3)平岡遼 


◎緊急アピール24 COVID-19時代の熱中症対策について
             ~ユニークな分類表を使う~
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(1)石川家明:TOMOTOMO(友と共に学ぶ東西両医学研修の会)代表
(2)木村朗子:ともともクリニック院長
(3)平岡遼:ともともクリニックレジデント

 COVID-19で現れる症状や予後などの報告は全世界からなされており、この緊急アピールでもまとめてきた。その多くは日本以外におけるデータであり日本人にとっても同じことが言えるかどうかはわからなかったが、8月6日に日本における2,600人を超える患者データを解析した中間報告がされたので、いくつかの国とのデータと比較して紹介する。

 COVID-19の緊急アピールは今回で一旦毎週の更新を終えるが、第3波が来たときにまた重要な情報の更新があれば、読者にお伝えしたいと思う。

■ビッグデータを収集し解析するためのレジストリ研究

 患者を対象にした臨床研究は、介入研究と観察研究に大別される。中でも疫学的なデータを得るには大量の患者データを解析する必要があり、その方法として複数の医療拠点に患者データを登録してもらうことで大量データを集める登録(レジストリ)研究という手法がある。これによって集められたビッグデータは、特定の疾患の患者数や患者分布の把握、疾患に関するデータの収集、医薬品などの開発での使用など様々な用途に用いられている。日本においてもCOVID-19患者のデータを大量に集めるべく、国立国際医療研究センターによる「COVIREGI-JP」というレジストリ研究が3月から開始されている。
 

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