週刊あはきワールド 2020年9月9日号 No.681

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.77-2

九鍼とイノチの視点から本治を考える(後編)

~印象的な症例6例~

草の根はりきゅう治療院 間純一郎 


◎本シリーズの過去File≫≫  見る
 
 前半で、私の基本的な臨床スタイル、そして器質的な問題の可能性を除外した一筋縄でいかないケースにおいて、どのような工夫をしたり試行錯誤をしているのか簡単に書かせていただきました。後半では、具体的な症例の中で、印象的なケースをいくつか挙げさせていただこうと思います。

症例1)

HMさん(13歳女性・学生)
主訴
:難聴。 

 小学校の担任との折り合いが悪く、本人を応援というより微妙に排除するようなニュアンスで接してくる担任に拒否感が出てきて2、3カ月前から不登校に。同じ頃から難聴(左は聞こえない、右は聴力低下)を発症。ひとしきりお母さんと本人の話を聞く。

 まず治療前に、本人に近づいて目を見ながら、「いやな思いしたねぇ、友達と会えなくなって残念だねぇ…、Mちゃんは病気じゃありません。心がこれ以上傷つかないように守る働きで耳が聞こえなくなったのだと思うよ。Mちゃんの身体は正常にちゃんと働いています。安心してください」と伝えたくなりました。

 Mちゃんのホッとする感じの笑顔が印象的でした。「中学校で新しい先生や友達と楽しく会話できるように治療していきましょう」ということになりました。
 

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