週刊あはきワールド 2020年9月16日号 No.682

症例で学ぶ入江FTシステム 第28回

入江式奇経治療による症例

~妊娠初期の症例~

寺子屋お産塾 田中寿雄 


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その前に

 鍼術は砭石と呼ばれた尖った石の利用から始まったようですが、古典の『霊枢』は「九鍼十二原篇」から始まり、病態に応じた処置に9種類の鍼が紹介され、鍼治療の進化が理解できます。

 しかし、現代は毫鍼主流の鍼術となりましたが、砭石から9種類の鍼を利用した医術へと進化を遂げたように、I・Pコードは画期的な視点から誕生した発明であり、臨床を踏まえて新たな進化だと実感しています。具体的には鍼術が虚には補・実には瀉という補瀉迎随の医術を科学的手段で可能となる機能をI・Pコードは保持しているからです。

 私は入江システムをベースとして愁訴と向き合っていますが、システムとは方式に従って対処すると、経験は浅くても熟練の方と同程度の成果が得られることを意味します。

 今回も妊娠初期の症例報告ですが、鍼治療の経験がなかった妊婦さんには、刺鍼しない手技に安堵される方がいます。治療効果が刺鍼のケースと同程度に得られるのは、間中喜雄博士が考案され、博士のアドバイスによって誕生したI・Pコード(図1)を入江システムでは縦横に利用しているからです。
 

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