週刊あはきワールド 2020年11月4日号 No.688

Dr.シノハラの鍼灸徒然草 第43話

小便の出が悪いの何とかなりませんか?

~夜間の苒延(ぜんえん)性排尿には足三里、三陰交の灸治療が最高!~

九州看護福祉大学鍼灸スポーツ学科 篠原昭二 


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夜間になると尿の出が悪くなるんです!

 64歳、男性。主訴:前立腺肥大による排尿異常、脊柱管狭窄症。身長164cm、体重87kg。

現病歴
 半年ほど前から、脊柱管狭窄症による腰下肢痛および間欠性跛行を主訴として治療を行っていた。腎虚および足太陽経の湿痰、血瘀として治療して間欠性跛行および足のしびれ感、痛みは軽減し、歩行距離も伸びてきたと喜んでいた。

 10月に入り、朝晩冷え込んでくると急に前立腺肥大による排尿異常を訴えるようになった。通常の腎、膀胱経の鍼治療を行うと、1週間ぐらいは調子が良いが、その後は徐々に排尿異常が出てくるという。昼間はスムースな排尿ができるものの、夜間になるとてきめんに尿の出が悪くなり、何回も途切れるようになって、腹圧をかけてもなかなか尿が出ないことが多いとのこと。夏場にもクーラーにかかりすぎてからだが冷えたときには、同様な症状を自覚したことがあるとも言う。これから寒くなるとますますひどくなる気がするが、何とかならないだろうかとリクエストされた。

 なお、近医泌尿器科において前立腺肥大症と指摘され、投薬治療も処方されたが、薬を飲んでも効果はほとんど変わらないことから、かってに服薬をやめているとのこと。
 

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