週刊あはきワールド 2020年11月4日号 No.688

シリーズ<いやしの振る舞い学>を工夫する 第10回

鼠と話すのもなかなかつかれる~治療家のイニシエーションの物語~(4)

7.音楽家であり、治療家である「セロ弾きのゴーシュ」のヴィジョン・クエスト 8.ゴーシュは元より治療家である

いやしの道協会会長 朽名宗観 


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7.音楽家であり、治療家である「セロ弾きのゴーシュ」のヴィジョン・クエスト

 レイム・ディアーのヴィジョン・クエストの物語を、いやしの道協会の創始者である横田観風師が「いやし手」としてどう読むかについて論ぜよということでかつて課題図書として選んだことのある宮澤賢治の童話「セロ弾きのゴーシュ」と比べてみると、たいへん興味深い共通点がある。なぜなら、この童話もまた典型的なイニシエーションの物語だからである。

 ゴーシュは、「家といってもそれは町はづれの川ばたにあるこはれた水車小屋」にたった一人で住み、夕方からの演奏活動に入るまでは「小屋のまはりの小さな畑でトマトの枝をきったり甘藍の虫をひろったりして」過ごしている音楽家である(以下引用は『宮沢賢治全集7』「セロ弾きのゴーシュ」、ちくま文庫より)。
 

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