週刊あはきワールド 2020年11月11日号 No.689

治療家のためのセルフエクササイズ 第55回

筋バランスを整える重要部位24

~運動連鎖編(2) プルアップスタンド~

ATC&鍼灸師 山下貴士 


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 エクササイズには、特定の個所を鍛えるために、そこを意識してトレーニングするエクササイズと、全身の機能性を高めるために、全身を使ってできるだけ特定の関節筋肉に負担がかからないように、負荷を分散して行うエクササイズがあります。特定の個所をねらったものには、肩回旋によるローテーターカフのトレーニングや上腕二頭筋を鍛えるアームカールと呼ばれる肘の屈曲エクササイズがあります。全身に負荷を分散して行うエクササイズには、前回ご紹介したターキッシュゲットアップやウェートトレーニングの素早く重りを持ち上げるクリーンなどがあります。

 今回ご紹介するプルアップスタンドというエクササイズは、前回のゲットアップと同じように全身の運動連鎖を利用したエクササイズですが、体の使い方としては全く反対の動作となります。ゲットアップは片手をプッシュ(押)しながらの体幹の軸を意識したエクササイズですが、プルアップスタンドは、片手でプル(引き)しながら、体を引き上げるようにして立ち上がるエクササイズです。

 自分の体重を使って行うプルのエクササイズは、重力という観点からぶら下がるためのバーやチューブを必要とすることが多く、プランクのように、床を押すプッシュ系のエクササイズが大半を占めます。そのため、今回のプルアップスタンドは、この点パートナーは必要ではあるものの貴重なプルのエクササイズといえます。

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