週刊あはきワールド 2020年12月2日号 No.692

学会参加レポート(上)

日本中医学会 第10回学術総会に参加して

~1日目~

 佐藤諒 


 2020年11月22日、23日の2日間にわたり開催された日本中医学会学術総会の模様をお伝えします。今年の学術総会は「次世代中西医学結合:伝統医学と先端科学の融合」というテーマで、初のWEB形式での開催がされました。講演は新型コロナウイルスにどう立ち向かっていくかといった話が多く盛り込まれており、今後の新しい治療方式の提言が多くあったのが、今年ならではの話題となっていました。

■「新型コロナウイルス疑惑の患者さん」が来院 あなたならどうする?

 第10回に先頭を切って始まったのが、TOMOTOMO(友と共に学ぶ東西両医学研修の会)代表の石川家明先生と木村朗子先生(ともともクリニック院長)の「みんなで弁証推論」ワークショップでした。弁証論治と臨床推論を組み合わせて「弁証推論」というオリジナルのキーワードを主軸に、クリニック、薬局、鍼灸院に訪れる「何らかの初期症状」のCOVID-19患者やその疑似患者にどう対応していくかを、分かりやすくクイズを交えながら和やかな雰囲気で行われました。


図1 ワークショップの様子












 何を聞いたらよいか、どう判断するか、といったことを現場で起こりえる症例をもとに参加者がより身近に実感できるような講義でした。電話だけでも相手の話し方や声などから呼吸数や症状が分かるといったことはまさに目から鱗でした。COVID-19の疑いがある患者さんが自分の働いている現場に来ることが現実的になっている中で患者さんのために自分は何ができるかといったことを学習できる内容でした。最後のメッセージにて話されていた「患者を不幸にしないために西洋医学を、幸せにするために東洋医学を」ということは初学者である私もしっかりと頭に入れておかなければいけない重要なキーワードだと思いました。途中、ハプニングがあり、用意していたスライドが全部できなかったことが悔やまれました。

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