週刊あはきワールド 2020年12月9日号 No.693

治療家のためのセルフエクササイズ 第56回

筋バランスを整える重要部位25

~運動連鎖編(3) スタンディングワンハンドロウ~

ATC&鍼灸師 山下貴士 


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 ほとんどのエクササイズには、目的とする部位を鍛えるという共通するポイントがあります。このことを言い換えると、エクササイズの時に重要なのは、使うべき筋肉を使い、使うべきでない筋肉を使わないことです。

 例えば、上部僧帽筋は肩こりの代表的な原因筋があります。この筋は、普段から力が入りやすく、硬くなりやすい筋です。そのため、通常はこの筋に対してさらに負荷をかけて鍛えていくことは、特別な場合を除いて行いません。特別な場合とは、首に日常生活以上の衝撃が首に加わるアメフトやラグビーなどのスポーツを行う時です。これらのスポーツを行うには、安全確保のために上部僧帽筋を鍛えることは珍しくありません。そのため、通常は上部僧帽筋にはリラックスを促すために、ほぐしたり伸ばしたりというアプローチの方がよく行われます。

 上部僧帽筋が硬くなりやすい理由は、精神的なストレスがかかった時に、無意識にこの筋に力を入れてしまうことなども、関係していると考えられます。本日のエクササイズは、力が入りやすく、思わず上部僧帽筋を使いたくなる動作を、この筋を用いずに行うエクササイズです。

スタンディングワンハンドロウ

 スタンディングロウは別名、ラァンマァウアーとも呼ばれています。ラァンマァウアーとは、芝刈り機のことで、このエクササイズの動作が、芝刈り機のエンジンをかけるときのケーブルを引く動作に似ているところから名づけられたものだと思います。

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