週刊あはきワールド 2020年12月23・30日合併号 No.695

あはきメンタル~臨床心理学入門編~ 第5回

一人でできるカウンセリングのトレーニング(1)

~言い換えゲーム~

目白大学大学院心理学研究科教授 奈良雅之 


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 みなさんは今年、鍼灸関係の研修会に何回参加されましたか。おそらく、昨年の半分以下に減ったのではないかと思います。全国規模の学術大会は、総じてウェブ開催となり、個々のスキルを高める機会が少なくなっています。

 大学の授業でも、対面授業は限られており、一方向の動画配信や遠隔会議のシステムを使った双方向のオンライン授業が中心となっています。筆者の授業でも、例年、対面授業で行っていたディベートや臨床推論、医療面接に関する授業や、太極拳や健康法などの実技も、今年はやむなく動画配信やオンラインを組み合わせて実施しています。

 さて、前々回、前回とカウンセリングの基礎を構成する治療者の基本的態度について論じてきました。それらの知識を実際に鍼灸治療の現場で臨床応用するには、準備が必要です。これまで、鍼灸治療にカウンセリングを導入・活用するための研修は、丹澤章八先生のご指導の下、「あはき心理学研究会」で実施されていました。しかしながら、コロナ禍の下、同研究会は対面での研修会を見送っている状況にあります。そこで、少しでも準備が進むようにと、今回から「一人でできるカウンセリングのトレーニング」というシリーズタイトルで記事を掲載させていただきます。

 今回は、一人でできるカウンセリングのトレーニングとして、「言い換えゲーム」を紹介します。

1.言い換えゲームとは

 言い換えゲームは、福島脩美先生が目白大学心理カウンセリング学科の「自己理解と成長」という授業科目で教材として使用していた内容です。ここでは、それを鍼灸師向けにアレンジしてみました。

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