週刊あはきワールド 2021年1月6日号 No.696

症状別、困ったときのこのツボ 第15回

結石ができて困っているのですが…という患者さんが来たら

新医協鍼灸部会会長・関東鍼灸専門学校講師 手塚幸忠 


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1.治療院を開業した時に来た試練

 開業して3日目に、すでに予約が入っていたある患者さんから電話がかかって来た。

 「結石ができて痛くて…。これ、ひどくなると七転八倒して動けなくなるので、もし治療中にひどくなったら救急車を呼んでもらってもいいですか?」

 「動けなくなってしまうので、今日はキャンセルします」という電話かと思ったら、「救急車を呼んでほしい」との電話で、びっくりしてしまった私は「あ、いや、その…」と答えに窮している間に電話が切れてしまった。

 開業して間もないのに、治療院から救急車で患者さんが病院に運ばれるというシチュエーションは、悪い評判が立ちそうで、近所の人には見られたくない。どうしよう、どうしようと思っているうちに患者さんが来てしまった。

 詳しく話を聞くと、以前から腎臓に結石があり、1週間前に腎臓から尿管に石が落ち、腰痛が始まったとのこと。さらに4日前には急な激痛で入院し、石の粉砕術を受けるも粉砕しきれずに退院。今は石を出やすくする薬を飲みながら経過観察中とのこと。一日に2~3回強い痛みの波があり、辛いとのことだった。

 以前に師匠の先生から「結石で痛い時は、石が圧迫されているところを緩めると出やすくなるのよ」という言葉を思い出した。
 

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