週刊あはきワールド 2021年1月27日号 No.699

治療家のための薬の基礎知識 第49回

抗生物質の分類

千葉大学医学院和漢診療学非常勤講師 和光治療院・漢方薬局 平地治美 


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 これまでひとまとめに抗生物質と表現してきましたが、抗生物質は数多くの種類があります。アレルギー反応やショック症状などの副作用が出た場合、お薬手帳などに記録しておく必要があります。

抗生物質と抗菌薬

 抗生物質と抗菌薬には、どちらにも“他の微生物の生育を阻害する”という共通点があります。両者の違いは、抗生物質は自然のものから、抗菌薬は人工的に合成されたものも含むことです。

抗生物質の定義は

 「微生物由来の他の微生物の発育や代謝を阻害する天然の化学物質」

です。例えばペニシリンは自然界に存在する青カビから発見され、医薬品に応用されました。

 一方で、抗菌薬は人工的に合成して作られたものも含みますので抗生物質の〝微生物由来〟という定義に当てはまりません。しかし現在、一般的には合成抗菌薬も抗生物質と称されて扱われています。ですので「抗菌薬」ということばを聞いたら、いわゆる「抗生物質」のことを言っていると理解していただければよいと思います。
 

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