週刊あはきワールド 2021年2月3日号 No.700

症状別、困ったときのこのツボ 第16回

最近イライラして怒ってばかりいるのですが…という患者さんが来たら

新医協鍼灸部会会長・関東鍼灸専門学校講師 手塚幸忠 


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1.あり得ない主訴で来院した患者さんの話

 いつも通ってくださっている秘書の患者さんから連絡が来た。

 「鍼灸は精神的な病にも効きますか? 実は、うちの社長の様子が変なので、ぜひ一度診てほしいのですが…」

 もちろん良いですよと返答し、後日社長さんが来院された。

 当治療院は最初に問診票に記入してもらってから問診を始める。いつものように問診票を書いてもらい、主訴を見てみると、肩こりや腰痛など、いたって普通なことが書かれていた。秘書の方が心配するような変な様子もない。

 しかし、実際に問診を始めると、とんでもない事を言い始めた。

 「肩こりとかはもちろんあるんだけど、人を殺したくてしょうがないんだよ!」

 「え??」

 私は耳を疑った。人を殺したいなんていう主訴は聞いたことがない。

 内心はドギマギしていながらも、冷静さを装って詳しく話を聞いてみた。
 

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