週刊あはきワールド 2021年2月24日号 No.703

緊急アピール30

新型コロナワクチンは接種するべきか

~自分で判断するために正しい情報を知る~

 (1)石川家明(2)木村朗子(3)平岡遼 


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(1)石川家明:TOMOTOMO(友と共に学ぶ東西両医学研修の会)代表
(2)木村朗子:ともともクリニック院長
(3)平岡遼:ともともクリニックレジデント

 いよいよ2月17日から新型コロナワクチンの接種が日本でも始まりました。世界全体での接種回数はなんと2億件を超えたそうです。ワクチンについては日々新しい情報が飛び交っていますが、残念ながら不必要に不安を煽るような記事や報道も少なからず見受けられます。そんな状況下で、新型コロナの正確な情報をなんとかして一般の人たちに届けようと努力する医療従事者の方々もたくさん見つけることができます。日本における感染症診療と教育の普及・発展を目指すグループであるIDATEN(日本感染症教育研究会)では、下のポスターをつくりワクチン接種を啓発しています。ワクチンを受けるか受けないかを考える上で大事なことは、まずはワクチンに関する事実をしっかり知り、その上でどうするかを自分で判断することだと思います。本記事では新型コロナウイルスワクチンに関してこれまでにわかっている事実を中心にまとめたので皆さんの一助にしてください。


図1 IDATENによる新型コロナワクチン啓発ポスター
http://www.theidaten.jp/index.html


































世界での新型コロナワクチン接種状況は?
88カ国以上で接種が開始されている(2月21日時点)
  ・オーストラリアでは2月21日から、韓国では2月26日から接種開始
◆ 少なくとも7種類のワクチンが承認され接種されている
◆ ワクチン接種の累計件数は2億200万回に到達(2月21日時点)
◆ 世界全体での接種率はまだまだ1~2%程度

 日本では接種が開始されたばかりですが、世界ではすでに累計2億回を超える接種が行われています。図2(a)に「Our World in Data」による主要な国ごとの接種回数を示します。現在使われているワクチンは2回接種(一人あたり時間を空けて2回接種する)ですので、接種人数ではなく接種回数として集計されています。人口が多く自国でワクチン開発しているアメリカ、中国ではすでに6千万、4千万回の接種がされています。図2(b)では同じデータを人口で割ることで縦軸を人口100人あたりの接種率に変えています(一人2回接種なので200%が全国民に接種した状態)。これを見るとイギリスとアメリカが多くの国民に接種していることがわかります。しかし最も目を引くのはイスラエルで、早い段階からのワクチン接種政策により、人口の4割を超える421万人が1回目の接種を受け、うち260万人は2回目の接種も終えているそうです2)
 

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