週刊あはきワールド 2021年2月24日号 No.703

あはきメンタル~臨床心理学入門編~ 第6回

一人でできるカウンセリングのトレーニング(2)

~自分の大切な持ち物~

目白大学大学院心理学研究科教授 奈良雅之 


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 そろそろ卒業の季節が近づいてきました。学生さんにとっては、それどころではない状況ですが、試験が終われば、大切な想い出に浸ることのできる季節がやってきますね。企業にお勤めの方も、異動や転勤、定年退職などで日常の環境が大きく変化する時期を迎えます。季節の変化と生活環境の変化が重なって体調を崩す患者さんが増える時期でもあります。

 ホームズとラーエ(1967)は5000人の患者から10年間にわたる生活上の出来事を想起させ、分析した結果から、43項目からなるストレッサーからのストレス強度測定法「社会的再適応評価尺度」を作成しました。これによれば、ストレス強度第1位は「配偶者の死」、第2位は「離婚」、第3位は「配偶者との別居」であり、大事な人や関係を失う出来事は、大きなストレスとなることがわかっています。

 みなさんにとって大切な持ち物とは何でしょうか。お金や貴金属でしょうか。スマホなどの情報機器でしょうか。それとも大切な人との想い出の品でしょうか。今回取り組んでいただくのは、自分の大切な持ち物に関するワークです。前回同様、福島脩美先生の『自己理解ワークブック』(金子書房)で紹介された内容を鍼灸師向けにアレンジしたものに取り組んでいただきたいと思います。

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