週刊あはきワールド 2021年2月24日号 No.703

阿是指圧による体にある4つの首の治療 第39回

4の首(腰)の治療

~その13 腰痛治療の手順 5.腹部の手掌部での指圧(2)~

日西指圧学院 小野田茂 


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5.腹部の手掌部での指圧(2)

 腹部の手掌圧での指圧のつづきです。手掌における腹部の指圧ですが、注意する点は体全体、特に丹田部からの指圧を意識します。

 すなわち手掌圧とは言いながら体全体の連動移動を意識した圧を心がけます。小手先の手押しではなく、体の体重移動を意識した圧です。

 掌の真ん中にある労宮部に空間を持たせて小指側に力を集中させます。そして母指球、小指球に意識を集中させて、この3点を結んだ三角形を想像してその三角形の中央に最大の意識を集中させます。

 施術者は、正座。ベッドの場合は椅子に深く腰掛けて、患者さんと直角の角度をもって右手掌部で、施術を開始します。

1)みぞおち部(心窩部)(図1、図2)
 心窩部は、心経の募穴である任脈の巨闕に相当します。このポイントは、心臓疾患(心悸亢進、狭心症etc.)、胃疾患に有効なツボとして知られています。

 みぞおち部(心窩部)は、非常に高い確率で患者さんの健康のバロメーターを診断できる重宝な部位です。このみぞおち部は、精神と肉体のアンランスにより緊張状態に陥ると必ず張る(緊張)部位です。また闘争心が、優位になると必ずこの部分は、緊張します。コンピューターやスマートフォンの使用過多の現代人は、必ずこの部位が張っています。俗にいう気が上昇して行き場を失っている状態が続けば、この部分にストレスが溜まり緊張します。

 実際、この部分は虚の状態が通常で、穏やかな状態を保つことによって深い呼吸を約束してくれます。しかし大部分の人は、緊張状態の実の症状を呈しています。太陽神経叢がこの部分にあるので自律神経のアンバランス調整には、大変有効な部位です。心窩部が虚に対して丹田部が実の関係にあり、このバランスを整えることが現代人には必要なことは言うまでもありません。
 

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