週刊あはきワールド 2021年3月3日号 No.704

東京2020オリンピック・パラリンピック大会に向けて 第28回

組織委員会・ジェンダー・聖火リレー

筑波大学オリンピック・パラリンピック総合推進室 宮本俊和 


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Ⅰ. はじめに

 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(組織委員会)の森喜朗会長は、2021年2月3日に行われた日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議会で、「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」などと発言した。森氏は、この発言に対する国内外での厳しい批判のため、2月4日の記者会見で謝罪して発言を撤回した。辞任はしなかった。

 しかし、スポンサー企業の批判やボランティア参加者の辞退が相次ぎ、森氏は、2月12日に開かれた組織委員会で辞任を表明した。そのため、後任の会長を選ぶための「候補者検討委員会」を設置して、この中で橋本聖子氏に一本化した。評議委員会、理事会などを経て橋本氏が新会長に就任した。

 橋本氏は、「5ヶ月後に迫った東京大会はコロナ対策が最重要課題で、スポーツ界や国と連携して安心安全な大会といってもらえるような体制を整えたい。男女平等の問題については、スピード感をもって今月中に体制を打ち出し、結果を出していく」と抱負を述べた。

 また、ボランティアや聖火ランナーを辞退した人に対しては、「東京大会を楽しみにしていた皆様にはもう一度その一翼を担っていただけるように準備を整えていきたい」と話した。

 今回は、この2月に話題となった、1)公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、2)東京2020大会とジェンダー、3)聖火リレーについて取り上げる。

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