週刊あはきワールド 2021年3月24・31日合併号 No.707

Let’s はりきゅう遊学 第82話

古典籍つまみ食い

~手習い・例えば『新刊黄帝明堂灸経』~

お灸とハリ治療の専門家 福島哲也 


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 先日、延長された緊急事態宣言も解除され、桜満開の季節となりました。この春、新たに仲間入りする(予定の)ヒヨコ鍼灸師の皆さまがた、いかがお過ごしでしょうか?

 近い将来、医療(鍼灸を含む)の世界にAI(人工知能)が君臨するようになったら、手術、投薬などの医療行為や鍼やお灸を使った治療法そのものは残るでしょうが、鍼灸師(はり師、きゅう師)という存在は不要になってしまうかもしれません。そんな悪夢が現実にならないように、われわれ臨床現場にいる市井の鍼灸師はもっと精進していかなければならないと思います。

 具体的な方策はすぐには浮かびませんが、どなたか名案をお持ちでしたらご教示ください。

手習い

 今は昔、穴取(あなとり)の翁という者有りけり。古書にあそびて、秘穴をとりつつ、よろづの病(やまい)につかひけり。名をば伊吹造(いぶきのみやつこ)となむいひける。その群書の中に、もと光る書一冊ありける。あやしがりて開いて見るに、一葉の中に光たり。それを見れば、新奇な穴名あり、いと験(しるし)ありなむ。 —『穴取物語』より—
 

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