![]() |
2021年3月24・31日合併号 No.707 |
阿是指圧による体にある4つの首の治療 第40回 4の首(腰)の治療~その14 腰痛治療の手順 5.腹部の手掌部での指圧(3)~日西指圧学院 小野田茂 ツイート
◎過去記事≫≫ もっと見る
5.腹部の手掌部での指圧(3)腹部の手掌圧での指圧のつづきです。8)肝部(図1、図2) 肝腎要の肝部です。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれています。症状として痛みを伴うものは稀です。肝臓に痛みの症状が現れた時は、手遅れの場合が多いと昔から言われています。 肝臓の作用としては、 ①血液の貯蔵 ②解毒作用 ③胆汁の分泌 ④グリコーゲンの合成、貯蔵、分解 ⑤赤血球の破壊 ⑥血獎たんぱくの合成 ⑦尿素の合成 などが挙げられます。 右季肋部全体を肝部とします。特にこの部位は、時間をかけて施術するのは当然のことではありますが、圧するというよりは手掌部で包み込むような手掌圧を試みます。時には、5分以上手掌を当てておく場合もあります。丹田部同様に単純な手当て治療を優先します。 自己指圧においてもこの部位は重要部位ですが、特にホットカイロで日常温めたりして、肝部をいつもケアします。また怒ると肝を傷つけるといわれるように、日常の日々の摂生、不摂生が、如実に現れる部位といえます。 よくお酒との関係を問われることがしばしばありますが、深酒は体にいいわけがなく、できれば適飲がこれに越したことはないとも言えます。 日本人は、お酒をたしなむと顔が赤くなる人を多く見かけます。ヨーロッパ人は稀です。このことは、日本人はもともとアルコール分解酵素が極端に少ないという遺伝子の影響があるようです。 日本の習慣として、お酒の失敗は、極端にお許し傾向が優先しますが、ヨーロッパではアウトですので、この辺は要注意ということが言えそうです。 (続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます) |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ■近刊(予約割)情報 ●ゆがみ取りSPAT 下巻 胸椎・頸椎編【実技DVD付】(鹿島田忠史著) 今週号のPRの部屋はこちら ●【サンプル】あはきワールド臨床研究会 ■あはき市場 ★詳細は≫≫ こちら ★ヒューマンワールドの 本なら→→→→→→ こちら ★ヒューマンワールドの DVDなら→→→→→ こちら ★あはき求人情報 鍼灸マッサージ師・柔道整復師の求人情報は≫≫ こちら ■あはきワールドの学割 (0円)&わかば割(50%OFF) ★詳細は≫≫ こちら ■投稿原稿募集 週刊『あはきワールド』では、研究レポート、論説、症例報告、エッセーなどの投稿原稿を募集しています。 ★詳細は≫≫ こちら ■ヒューマンワールドのメールマガジン「あはきワールド」は毎週水曜日に配信しています。 ★配信登録は≫≫ こちら |