週刊あはきワールド 2021年4月7日号 No.708

東京2020オリンピック・パラリンピック大会に向けて 第29回

ボランティア・海外観客・プレイブック

筑波大学オリンピック・パラリンピック総合推進室 宮本俊和 


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Ⅰ. はじめに

 つくばは、桜が散り暖かい日には、例年より早くカエルの鳴き声が聞こえる。今年も入学式・入社式の季節になった。昨年は、ほとんど行われなかった入学式も、感染対策の下に学生が集まって挙行されるところが多い。

 聖火リレーが、3月25日に福島をスタートし、今日(4月6日)は愛知県を走っている。しかし、4月14日に予定された大阪市内での聖火リレーは、新型コロナウイルスの感染拡大で大阪市内に「まん延防止等重点措置」が適応されたことから取りやめる方向となった。聖火は、7月23日の開会式で聖火台へ点火されることになる。

  NHKは、「東京2020オリンピック 聖火リレー ライブストリーミング」をインターネット上でライブ中継して、沿道の密集を避けるようにしている。(sport.nhk.or.jp)

 3月20日には、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)、東京都、東京2020大会組織委員会、国は、「東京2020大会の海外からの観客の受け入れ」についてリモートで協議を行った。

 日本側は、現在の世界におけるコロナ状況により、東京2020大会における海外観客の日本への受け入れは断念するという結論をIOCとIPCに報告した。海外在住者が東京2020大会組織委員会から購入したオリンピック・パラリンピックチケットは払い戻されることになった。

 また、海外在住の外国籍のボランティアも原則として見送る方針を固めた。しかし、競技や大会運営に関する専門知識、経験を持つ約500人については、特別措置による入国を可能にする方向で検討することになっている。海外に住む日本人ボランティアの入国は可能になる見通しである。

 組織委員会、IOC、IPCは、東京2020大会に参加する国内外の関係者に向けたプレイブック(ルールブック)の初版を2月9日に公表している。

 プレイブックは、新型コロナウイルス感染症対策調整会議の中間整理を基に、IOC、IPC、世界保健機構、また第三者である世界中の専門家・機関からの助言と、コロナ禍の中で開催された世界中の国際的なスポーツイベントの学びを参考にして作成されている。

 今回は、大会ボランティア(Field Cast)の新型コロナウイルス感染対策および東京2020大会に参加するステークホルダー向けの公式プレイブック(ルールブック)初版について取り上げる。

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