週刊あはきワールド 2021年4月14日号 No.709

治療家のためのセルフエクササイズ 第60回

全身運動連鎖のための部分エクササイズ(4)

~股関節外転筋の筋力低下の原因と改善法~

ATC&鍼灸師 山下貴士 


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 股関節外転筋は、歩行や片脚立ちなどの動作を安定させるのにとても重要です。前回は、OKC(オープンキネティックチェーン)という足が空中に浮いている状態での股関節外転筋のトレーニングであるラテラルレイズについて解説しました。今回は足と地面が接している状態でのCKC(クローズキネティックチェーン)トレーニングをご紹介するべきですが、その前に股関節外転筋が筋力低下を起こす根本原因を改善させることが大切になってきます。ここではまず、その原因を明らかにし、対処法について考えていきます。

筋力を最大限発揮させる筋長

 下半身の筋力低下の主な原因は、簡単に言ってしまうと座ることの多いライフスタイルによる筋の筋力低下です。通常、筋は適切な長さを保っているときに最大限に筋力を発揮することができます。

 大腿直筋を例にとって説明します。大腿直筋は骨盤の下前腸骨棘(AIIS)に起始し、股関節、膝関節を介して脛骨の膝蓋粗面に停止する二関節筋です(図1)。
 

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