週刊あはきワールド 2021年4月21日号 No.710

症例で学ぶ入江FTシステム 第35回

入江式奇経治療による症例

~お産と鍼灸医療~

寺子屋お産塾 田中寿雄 


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 先月の3月21日、長女の娘が出産して初の《ひ孫》が誕生した。鍼灸医療は妊娠ライフ・出産・産褥期にどのように向き合うことができるのか、孫のケースを述べてみます。

妊娠ライフ期間

 孫は悪阻が軽微であったことから鍼灸治療を受けることなく16週を迎えた日、左右の≪三陰交≫に半米粒大の灸を3壮ずつして、お産当日まで日課にするとよいと告げた。

 お灸は初体験であったが2カ月が過ぎた頃、灸痕を見ると整っていたことから楽しみながら施灸している様子が窺えた。

(※妊娠ライフでは4週間を目途にして5壮、7壮と壮数を2壮ずつ増やすよう勧めることが多いが、孫は体調不良もなかったことから3壮のままにした。)

出産予定日から出産まで

出産予定日の検診:体調は普段と変わらず。

予定日から1週間後の検診:「予定日から2週間経過しても陣痛が始まらなければ帝王切開になります」と、説明を受けたとのこと。

 孫はその日から散歩に加えて徒歩15分ほどの神社に行き、何度も階段を登り下り、さらに自宅では2ℓ入りのペットボトルを3本抱かえながらスクワットに取り組んだとのこと。

予定日から2週間の前日の検診:陣痛の兆候はなし。帝王切開も致し方なしといった心境になったとのこと。

 実は25年前、次女の初産は今回の孫と同様に、妊娠ライフでは散歩を心掛け16週を迎えた時期から≪三陰交≫にお灸を続けていた。

 ところが、予定日から2週間が過ぎた検診日、病院帰りにやって来て「今日中に陣痛が始まらないと、明日は帝王切開になる」と、産科医から告げられたとのこと。
 

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