週刊あはきワールド 2021年4月21日号 No.710

『ゆがみ取りSPAT 下巻 胸椎・頸椎編』へのいざない 上

治せる技術「ゆがみ取りSPAT」を身につけて他院との差別化を図ろう

~『ゆがみ取りSPAT 下巻 胸椎・頸椎編』の「まえがき」より~

 鹿島田忠史 


 このほど、『ゆがみ取りSPAT 下巻 胸椎・頸椎編【実技DVD付】』を上梓いたしました。ここでは、本の紹介を兼ねて、本書から「まえがき」と「あとがき」を今号と次号の2回にわたって転載させていただきます。(編集部)

まえがき

ゆがみ取りSPAT 下巻 胸椎・頸椎編【実技DVD付】(鹿島田忠史著)  『ゆがみ取りSPAT上巻』では、その理論的裏付である操体理論総論と骨盤ゆがみ取りSPATの手技および適応疾患、操体理論各論における呼吸と飲食について解説した。下巻では、上部胸椎と上部頸椎のゆがみ取りSPATならびに操体理論各論における運動・ストレス管理・環境について記述する。胸椎ゆがみ取りSPATは肩こりなど上半身の障害に、頸椎ゆがみ取りSPATは頭痛など頭頸部の障害に適応がある。それぞれの適応症の診断と治療についても解説する。

 2019年12月から始まった新型コロナウイルスのパンデミック以来、社会情勢は激変した。医療の世界でも、受療抑制といった受療行動の変化による経営悪化の声がそこかしこで聞こえてくる。治療家がほとんどを占めると思われる読者の中にも、患者数や通院頻度の減少で恐怖に近い不安を抱えている人が多いのではないだろうか。

 こうした困難な情勢で生き残るにはどうすればいいのか。そのための有力な方法を提供するのが、ゆがみ取りSPATである。医療需要が減少する環境を生き抜くためには、独自の「治せる技術」を身につけて他院との差別化を図るのが強力な手段となる。しかし、経営環境が激変したからといって、今から講習会に参加し、修得に長い時間や費用がかかる技術に取り組んでいては間に合わない。その上、技術によってはしっかりと効果を出せる熟練の域に達するのに長い年月がかかる。

 ゆがみ取りSPATは、動診(運動分析によるゆがみ診断)→操体法(筋緊張低減)→ゆがみ矯正、の3ステップで完結し、安全に短時間で施術を完了することができる。しかも、動診は視診によるゆがみ判定ではないため、長期間の訓練を受けなくてもゆがみの方向と強度を確実に判定できる。続く操体法により、短時間に効率よく筋緊張を低減し安全に骨格矯正ができる。受療抑制で時間に余裕のあるこの機会を最大限に生かし、本書に付属するDVDと解説文を用いて練習すれば、すぐにでも臨床応用が可能である。

 2002年の『医道の日本』誌での発表以来、ゆがみ取りSPATは多くの臨床家やトレーナーに現場で活用されている。臨床方面では統合医療分野の高名な大学教授や医師も講習を受けており、また大リーグやJリーグで活躍するアスリートのトレーナーや、フィットネスクラブ経営者にも取り入れられている。

 コロナ禍終息までの期間がまったく見通せない今、補助金や経費の削減といった守りの対策だけでは未来の展望は開けない。夢破れて閉院という最悪の結末を避けるためにも、新たな独自技術を短期間に身につける「攻めの姿勢」で生き延びていただきたい。

 ゆがみ取りSPATとその基盤となる操体理論を修得・理解すると、治癒に役立つ施術や生活習慣指導を今まで以上に確信を持って行うことができる。これは経営的安定のみならず、「患者さんに治ってもらう」という治療家としての根源的喜びと生きがいにつながっていくはずだ。読者がそうした境地にたどり着くために、本書が役立つと確信している。

★『ゆがみ取りSPAT 下巻 胸椎・頸椎編』に興味のある方は≫≫ Click Here!

この記事に対するご意見やご感想をお寄せください≫≫ Click Here!




トップページにもどる