週刊あはきワールド 2021年4月28日号 No.711

治療家のための薬の基礎知識 第52回

消毒薬について

千葉大学医学院和漢診療学非常勤講師 和光治療院・漢方薬局 平地治美 


◎第49回 抗生物質の分類
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 新型コロナウイルス感染拡大により注目を集めるようになった消毒薬。一時期は購入者が殺到し店には在庫がなくなり、 医療機関でも不足するという事態になりました。今回は消毒薬について考察していきたいと思います。

 消毒薬は殺菌作用が強ければよいというわけではなく、適材適所で使い分けることが重要です。この原則を無視して 誤った使い方をすると、消毒ができない上に、人体に有害となったりします。適切に使用するためには、まずはきちんと分類することが重要です。

消毒薬の分類

・効力による分類
 殺菌作用の強さによって「高水準、中水準、低水準」の3つに分類。

・方法による分類
 ①物理的消毒法(熱水消毒、紫外線、煮沸など)②化学的消毒法(高水準、中水準、低水準)。

・対象による分類
 生体消毒薬(人体に適用)、非生体消毒薬(器具や環境に適用)。

 まずは間違った情報が多い空間除菌についてです。

空気は洗えない

 現在、有効であることが証明されている空間への対策は、換気しかありません。しかし、多くのメーカーの空気清浄機などの宣伝を見ていると、まるで空中のすべてのウイルスをに対して効果があるように錯覚してしまいます。
 

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