週刊あはきワールド 2021年6月16日号 No.718

「未病を治す」~身体のゆがみをなおす~操体法シリーズ 第24回

操体普及の重要性について

 (1)北田洋三(2)稲田稔 


◎第21回 施術者の健康を守る
     ~操体法基本運動のすすめ 第5回(最終回)~
     (舘秀典・稲田稔)
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(1)本文執筆:北田洋三(関西操体ネットワーク)
(2)豆辞典執筆:稲田稔(稲田みのる治療室)
 
 橋本敬三先生が、日常生活を介して身体運動系の自然法則を体型化された操体法は、その根強い理解者と実践者により100年以上の歴史をもっている。しかしながらその理念はもちろん、その有用有効性を理解した多くの人達が、その普及に努められるが順調とは言い難く、かく言う私自身も、その普及に関わった1人としてその難しさを身をもって痛感する者である。

 そもそも操体の実践理念は、個々人の日常生活における自立精神と自然法則に則った運動、活動とその学習である。即ち、自らの意思による身体を介した自然法則の生かし方とその学習である。

 操体法での身体運動は快選択運動が基本であり、決まった定型に拘るものではなく、「快感覚」という極めて抽象的で漠然とした課題をテーマにしているため、その捉え方は幅広く、個人差があり的確性を欠く難を持っている。

 敬三先生におかれても、「気持ち良けれりゃ、何でも良いから」「がんばるな」「好きにうまくやりゃイイヨ」などと述べられ、初めて操体を学ぼうとする人達にとっては、その理解、あるいは実践に二の足を踏まざる得ない状況となっている。それでも操体に興味を持ち、少しでも理解し実践しようと試みる多くの人達は、まずは模倣形式に拘ってしまう。しかし、これは正しい操体の理解を妨げ、本質から逸れ、偏った操体の実践となる傾向をもつ。その結果、本来の操体の持つ有用有効性はもちろん、その自然感、不思議さ、楽しさなどの味わいも達成感の感動も興味も薄れてしまうことになる。
 
 操体普及には、このような様々な課題を克服していかなければならず、操体普及課題・対策として、操体の学術的発展が最も必要かつ重要なものと考える。

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