週刊あはきワールド 2021年6月23・30日合併号 No.719

Let’s はりきゅう遊学 第85話

各種お悩み相談

~医師不信?・飼い馬に噛まれた患者・離婚相談~

お灸とハリ治療の専門家 福島哲也 


◎第84話 代用可能
     ~刺の要・透刺法~
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 自治体(市町村)独自で鍼灸やマッサージに対して1回につき何円かの施術代を負担してくれたり、助成券などを出しているところも多いのですが、その多くは高齢者(60歳以上とか70歳以上とかの年齢制限あり)です。ところが、そういう制度があることを対象となる人々に積極的にお知らせはしていないようです。「今まで知らなくて損しちゃったな。友達に聞いて初めて利用したよ」という患者さんが、本日来院しました。一応、広報の片隅などには掲載されているようですが……。

 ちなみに、「先生、今日で券を使い切っちゃったから、また来年」という患者さんもいれば、「券が終わっちゃっても、自費(通常料金)で通いますから、よろしくお願いします」という患者さんもいます。

医師不信?

 男女ともに、尿のトラブルを抱えている人は多いようです。

 排尿の問題(排尿が困難な症状)は、以下のように「排尿症状」、「蓄尿症状」「排尿後症状」に分けられ、通常これらの症状が複合してみられるそうです。

①排尿症状…「出にくい」、「勢いが弱い」、「尿をするときにお腹に力を入れる」など、尿を出すことに問題があるもので、通過障害(膀胱から尿道出口への尿の通過が妨げられる場合)や、膀胱収縮障害(膀胱がうまく収縮できない場合)などにより起こる。通過障害で最も頻度の高いものは、前立腺肥大症(男性)。膀胱収縮障害は、男女とも神経因性膀胱で起こる。また、メタボリック症候群に伴う膀胱の血流障害や、加齢による老化現象としてみられることもある。

②蓄尿症状…「すぐにトイレに行きたくなる(尿が近い)」、「夜間排尿のために何度も起きる」、「トイレが間に合わず尿が漏れてしまう」など、尿を溜めることに問題があるもの。

③排尿後症状…「排尿後にまだ膀胱に尿が残った感じがある(残尿感)」、「排尿後、下着をつけてから尿が少し漏れてくる(排尿後尿滴下)」など。

前立腺は、膀胱の出口で尿道を取り囲む臓器(精液の一部を産生する)。前立腺が肥大すると、尿道を圧迫して尿の通過障害をきたす。また、頻尿や夜間頻尿、残尿感などの蓄尿症状や、排尿後症状も引き起こす。前立腺肥大症は、加齢とともに有病率(ゆうびょうりつ)が増加し、70歳代では10人に1人以上が前立腺肥大症と診断される。

 先日も、排尿障害で困っているという患者さん(男性・73歳)が来院しました。この患者さん、これまでの経過などを詳細に記したメモ(A4で全2枚)を用意していました。
 

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