週刊あはきワールド 2021年7月7日号 No.720

Dr.シノハラの鍼灸徒然草 第51話

ド・ケルバン病の症例

~右の手首が痛むんです~

九州看護福祉大学鍼灸スポーツ学科 篠原昭二 


◎第48話 肩こりの症例
       ~肩が疼くんですが~
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右の手首が痛むんです!

 60歳、女性。主訴:右手関節痛。身長157cm、体重62kg。

ド・ケルバン病の症例
 第44話で紹介した患者さんであるが、8年前にベーチェット病の確定診断を受け、現在では、高血圧症、糖尿病も発症している。また、子供の頃から喘息があり、31歳時に次男を出産して再発したが、現在は落ち着いている。月に1回のペースで鍼治療を継続しているが、背部痛はずいぶん楽になっているとのこと。

 先月くらいから右手関節の痛みを自覚し始め、整形外科を受診したところ、「筋(すじ)の病気」と言われ、ステロイドの注射を痛む場所に受け、幾分か楽になった。しかし、また再発して、今日は手を使うだけで痛みが強い。痛む場所を指さしてもらったところ、右手の陽渓付近を指さす。

 そこで、アイヒホッフテストを行ったところ、陽渓付近の鋭い痛みを自覚することから、ド・ケルバン病であることが疑われた。列欠から遍歴付近を触知すると膨隆、硬結、圧痛が確認されたことから、手太陰経筋および手陽明経筋病と考えられた。

 また、盗汗、朝熱はないが、手足の火照りは残っている。口渇が強く、ペットボトルを離せない(冷飲は好まない)。
 

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