週刊あはきワールド 2021年7月7日号 No.720

【対談】 ゆがみ取りSPAT臨床応用の実際(3) 長松剛 × 鹿島田忠史

おお~まじかぁ!

ゆがみ取りSPAT後の劇的改善に心で叫んだ


◎(2)吉澤亮 × 鹿島田忠史
    じり貧整骨院が最後の望みのSPATで破綻回避
◎(1)石川明人 × 鹿島田忠史
    SPATがなければ私の接骨院は存在しなかった
 
 『ゆがみ取りSPAT下巻』が2021年4月に刊行され、2020年10月発行の上巻と合わせて全体が完結した。開発の経緯については、4月のインタビュー記事(4月7日号4月14日号)をご一読願いたい。このシリーズでは、実際の臨床場面でゆがみ取りSPATを早くから取り入れている何人かの治療家に登場してもらい、私と対談してもらうこととした。第3弾のお相手は、『ゆがみ取りSPAT』上下巻のビデオに出演した長松剛氏。ゆがみ取りSPATを臨床応用している治療家の生の声を聴くことは、これから導入を検討している治療家にとって、きっと参考になるはずだ。(鹿島田忠史)
 

長松剛氏                         鹿島田忠史氏













長松剛(ながまつ・ごう)

1985年 千葉県生まれ。
2007年 柔道整復師免許取得
2009年 勤め先の接骨院の分院長を任される
2009年 幕内力士の施術を担当
2013 年 4 月 ながまつ整骨院開院
2019 年 7 月 SPAT UNION CLUB 認定指導講師就任

鹿島田忠史(かしまだ・ただし)

1948年東京生まれ。1973年横浜国大工学部建築学科卒業。積水ハウスなどに4年間勤務。その後医療に転進し、1980年あん摩マッサージ指圧師、翌年柔整師免許取得。直後1年間温古堂にて研修する。1989年東邦大学医学部卒業、同年医師免許取得。1991年操体法の理念を柱とする誠快醫院を開業し、以来30年間がんなど難病を中心に診療している。著書に『がんを再発させない暮らし方』(主婦の友社)、『ゆがみ取りSPAT 上巻 総論・骨盤編』『ゆがみ取りSPAT 下巻 胸椎・頸椎編』(ともにヒューマンワールド)などがある。
 
鹿島田長松先生と奥様には昨年初めのビデオ撮影では、本当にお世話になりました。改めてお礼を申し上げます。今日は、先生とゆがみ取りSPAT(以下SPATと略す)の関わりについて、いろいろとお話を伺いますので、よろしくお願いいたします。

長松こちらこそ、貴重な機会をいただきありがとうございます。今回もよろしくお願いいたします。

柔整師の道を選んだきっかけは?

鹿島田長松先生とSPATの関わりを聞く前に、そもそものお話をお聞きします。先生が柔整師の道を選んだのはどんな理由だったのですか。何かきっかけがあったのですか。

長松はい。私は小中学校のときに週5回の水泳・週末はサッカー・草野球ととにかくスポーツが身近だったことと、どちらかというと家族に手を焼かせ冒険して遊ぶタイプだったため、怪我をして通っていた接骨院には本当によくお世話になっていました。ある時、接骨院で施術を終えた患者さん達の表情がにこやかになっていることが不思議で、その上「ありがとう」と言われている先生を見ると何となく「いいなぁ」と思っていました。後から思うと、その時の気持ちが心のフックとなっていたのだと感じます。

 本気で柔整師になろうと決めたきっかけは、高校で股関節が疲労骨折寸前の状態でも、大会出場のためサッカーをし続けた自分を、接骨院の先生が諦めず支え続けてくれたことです。自分も同じように「いま、この瞬間を頑張りたい!」と思う人たちを支えられるようになりたいと、この道を選びました。

勤めていた接骨院では力士の施術も

鹿島田専門学校の学生の時には整骨院などで研修生をする方が多いのですが、長松先生はどちらかに所属されていましたか。もしそうならば、その施設で院長先生はどんな施術をメインにしていたのですか。

長松私は、学生時代には研修をしていませんでした。昼間部に通っていたこともあり、周りも研修している同級生が少なかったので、当時、あまり必要性を感じていませんでした。今思うと、研修しておけばよかったなぁと思う部分もあります。ですから、本格的に施術を学んだのは、柔整師になってからです。地域密着型というような、幅広い年齢層の患者さんと毎日稽古終わりの力士たちの施術をしていました。相撲部屋が隣にある院だったので。いろいろと経験を積むことができました。その施設は押圧手技主体で、ある程度の型とポイントを教わりました。私自身、からだの構造をイメージしながら施術することが好きなので、押圧手技をメインにして患者さんと向き合いながら自分なりに考えて施術していましたね。

SPATに興味を持ったのは「ソフトな矯正法と医師が開発」という点

鹿島田長松先生が初めてSPATの講習を受けたのは、この対談シリーズの第1回に登場してもらった石川先生の主催されている「ぶっちゃけ会」の会員だったからと記憶しているのですが、そうですよね。

長松そうです。ちょうど、独立開業する2カ月前でした。印象的なネーミングのぶっちゃけ会という整骨院の先生同士が集まる会があることを知りました。保険診療のみでは限界があると考えていたため、いろいろと模索していた最中だったので、経験のある先生方から助言をもらえたらと思い参加しました。ぶっちゃけ会の懇親会で、私から石川先生に自費で行える手技について相談をしたんです。そこで「SPAT」の話を聞くことができた、というような経緯でした。

鹿島田ぶっちゃけ会に参加されている中で、どうしてSPATに興味を持たれたのでしょう。石川先生の強引な誘いを断り切れなかったとか(笑)。

長松いえ(笑)。 強引な誘いはありませんでした。自費の施術として骨格矯正を学びたいタイミングだったこともあり、石川先生に話を聞きました。興味を持ったポイントとしては、他院と差別化できるソフトな矯正法と医師が開発したという点ですね。

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