週刊あはきワールド 2021年7月28日号 No.723

阿是指圧による体にある4つの首の治療 第44回

4の首(腰)の治療

~その18 腰痛治療の手順 8.上腹部虚部の操作~

日西指圧学院 小野田茂 


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8.上腹部虚部の操作

 健康な状態であれば、通常丹田部(任脈の関元、臍下3寸、小腸経募穴)が実、みぞおち部(任脈の巨闕、心経の募穴)が虚のバランス関係が存在します(図1)。


図1

















 このバランスが乱れ出すと丹田部が虚、みぞおち部が実の状態に変化していきます。この変化は、急性期から慢性期に移行しつつあることを意味します。

 完璧に移行しなくても半健康症候群といった何か具合が今一、身体の疲れが一晩寝ても取りきれないといった状態に陥ることが考えられます。

 みぞおち部が硬いということは、横隔膜の緊張を意味するので、呼吸筋も十分に働かなくなります。浅くそして通常より早い呼吸になると規則正しく動いていた肋骨と脊柱の関節も遊びがなくなり、気がいつも上がった状態で、胸式呼吸をいやおうなしに行うことになり自律神経失調症に陥りやすくなります。

 一般的になりますが、腹部の指圧を施すと、呼吸がゆったりとした状態になり丹田部にも動きが出てきます。

 腰痛症の診断として丹田部の実、みぞおち部の虚を触診により確認しますが、大方の腰部疾患の腹部、特にみぞおち部は、緊張している状態が、大半の患者さんに見受けられます。
 

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