週刊あはきワールド 2021年8月4日号 No.724

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.86-1

頚上肢痛の診察法と治療法

~いやしの道の万病一風的治療を柱として~

いやしの道協会副会長 堀雅観 


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1.はじめに

 鍼灸師の堀雅観と申します。東京都港区で鍼灸院を開業する傍ら、いやしの道協会で副会長を務めています。このたびご縁をいただき、初めて寄稿させていただきます。お読みくださった方にとって、何かしらお役に立つものがあれば、とても嬉しく思います。

2.私の治療法

 私の治療法の柱は、いやしの道協会の治療法である万病一風的治療です。そこに独自の工夫として、現代医学的鍼灸の技法や様々な養生指導を加えています。まずは、それらの概要をご紹介します。

1)万病一風的治療
 万病一風的治療は、いやしの道協会創設者の横田観風先生が、ご自身の闘病体験、数十年の鍼灸臨床経験、禅の修行、そして吉益東洞の「万病一毒論」と葦原英俊の「万病一邪論」からの示唆に基づき、考案されました。以下のような特徴があります。

a.邪毒・寒熱虚実に注目
 万病一風的治療では、患者の生命状態を邪毒・寒熱虚実の立体的分布としてとらえます。いやしの道では腹診を重視していますが、これによって邪毒・寒熱虚実の在り様を手の感覚で直接とらえていきます。多くの場合、寒熱虚実の異常が現れている部分には毒(水毒、血毒など)が存在します。また毒には沈静化した毒と毒性化増大した毒があり、その見極めも重要です。これらに注目して病態把握と治療を行っていきます。
 

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