週刊あはきワールド 2021年8月18日号 No.726

臨床万事塞翁が馬 その39

難儀やでー、こんな逆子ちゃんは!

大阪漢方鍼医会 森本繁太郎 


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1.逆子、骨盤位、逆産

 ええっと、皆様も逆子の治療を手掛けられる事は結構あるんじゃないでしょうかね。鍼灸の治療院では特に珍しくもない症例かと思います。上手くいけば結構簡単に埒があきますし、妊婦さんからも喜んでいただけますからね。

 逆子でありますが、胎内で胎児の姿勢が正常の場合と違って逆さまになっているものの事ですよね。妊娠中に赤ちゃんのお尻が下になっていて、そして分娩の際にお尻あるいは脚から先に出てくる事で、肩から腕辺りが産道につっかえてしまって難産になるんですね。胎位ですが、全体の99.8%が縦位で、横位や斜位は約0.2%ほどだそうですよ。縦位のうち約95%が頭位で、骨盤位つまり逆子が約5%を占めているんだとか……。

 一応分娩には支障はないと言われてはおりますが、最近は産科医のリスク回避もあるんでしょうし、妊婦さんもできるだけ痛くなくて短時間で出産したいという希望が強くなっているんでしょうね、帝王切開をする場合が結構増えてきたんだとか……。それに、昔に比べて上手な産婆さんや助産師さんの数も減ったんでしょう、出産時に逆子を修正しながら自然分娩をさせてしまうという事が少なくなってきているみたいですね。

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