週刊あはきワールド 2021年8月18日号 No.726

両手刺手管鍼法へのいざない36

一から学ぶ両手刺手管鍼法

~第7回 併用するリトミックマッサージ~

あんしん堂鍼灸院院長 宮村健二 


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〔ご案内〕
 偶数月の第3水曜日号で両手刺手管鍼法へのいざないをお届けしています。前回から臨床実技に入りました。今回は、マッスル鍼法に併用するリトミックマッサージを取り上げます。

1.マッサージ併用の必要性

 マッスル鍼、特にひずみ付加直斜刺で深部組織の血流量を増加させ、局所循環の改善により疲労物質などの代謝産物を洗い流します。その効果をさらに強化するためにマッサージによる体液パンピングを併用することが有効と考えられます。

2.リトミックに注目

 リトミックは、フランスのダルクローズ氏が創始した音楽教育法の1つで、律動法と訳されています。聴覚だけでなく心身でリズムを受け止め、それによって心身の調和的変容を目指す方法です。リズム体操やリズム遊びなどです。

 マッスル鍼に併用するマッサージの構築に当たっては、リトミックに学び、リズムの生体作用を主眼とする手技体系を案出しました。こうして、体液パンピングと高位脳投射に特化したリトミックマッサージと呼ぶ新しいマッサージ法が誕生することとなりました。

3.手技構成の考え方

 マッサージの手技は、1点圧に動きを付加して構成するというのが定説です。

 1点圧は、従来、体表に垂直の方向に働く押圧を前提としていますが、これを広げて考えると、押圧のほかに、体表に水平の方向に働く滑圧、1点を挟むように働く挟圧を加えることができ、1点圧は押圧・滑圧・挟圧の3種類に分類できます。

 これらに付加する動きは、リトミックマッサージの場合律動です。スイッチONとOFFを繰り返す入り切り律動、行ったり来たりを繰り返す振子律動の2種類に分類できます。

 以上の1点圧3種類と律動2種類を組み合わせると、押圧入り切り・押圧振子・滑圧入り切り・滑圧振子・挟圧入り切り・挟圧振子の6種類の基本手技が導かれます。

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