週刊あはきワールド 2021年8月25日号 No.727

横山式熱鍼療法 第29回

東洋医学の原理原論から臨床、応用を考える(5)

一般社団法人日本ネッシン協会会長 横山卓 


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はじめに

 陰陽論の展開と基本的な奇経の考え方と使い方そして応用的な使い方を紹介しました。

 今回は八卦、四象そしてより高次元である両義、太極とその治療への応用について考えてみたいと思います。

〔1〕両義と二つの海について

 FTを利用して氣の診断を行うと四象は四海として認識され、さらに両義はこの四つの海がさらに統合されて二つの海となる。FTで氣の診断を行うことでこの二つの海が確認できる、これを故小田一先生は陰脈海と陽脈海と名づけられ、この二つを加えて六海の治療を考案された。

〔2〕太極治療について

 太極は陰陽八卦の図の一番上に位置するようにすべてを統合する。すなわち一点で全ての治療を完了するという治療法が太極治療といえるが全ての病気に対応できるという解釈で太極治療というものもある。ここでは、前者で2種類の太極治療について紹介します。

〔3〕横山式太極治療

(1)陰陽八卦の作用を集約して1点に絞り込み全身に作用させる
方法

1)内臓診および主訴を確認する。五臓六腑を中心に細かく骨格の歪み、筋肉の異常、主訴の部位の大きさや深さなど細かく情報を収集する。

2)これらを踏まえたうえで(条件づけ)六部定位の脈診を行い証を決める。

3)全身14帯状反応よりFTを用いて手足の優位診断を行い、帯状反応を一つに絞り込む。さらに帯状反応の中での金属の棒を利用して帯状反応の中の縦のラインに絞り込み、さらに同様に横のラインを絞り込みその交差点すなわち1点に絞り込む (図1)。
 

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