週刊あはきワールド 2021年8月25日号 No.727

治療家のための薬の基礎知識 第56回

薬の吸収経路と「初回通過効果」「バイオアベイラビリティ」

千葉大学医学院和漢診療学非常勤講師 和光治療院・漢方薬局 平地治美 


◎第54回 ワクチンの歴史
◎過去記事≫≫  もっと見る

薬の吸収経路から見る内服薬と外用薬との違い

 内服薬と外用薬との大まかな違いを、吸収経路から説明させていただきます。

 「内服薬」は“飲み薬” “経口薬”などともと呼ばれ、口から入れて消化管から吸収されて作用する薬です。内服薬には、粉薬、錠剤、カプセルなどのほかに、口の中で溶かしたり、噛み砕いて飲むチュアブルや舌の下に置いて粘膜から吸収させる舌下錠なども含まれます。

 「外用薬」は体の表面から吸収させ作用する薬のことです。外用薬には湿布やテープなどの貼り薬、点鼻薬や目薬などからうがい液や座薬、軟膏・クリームなどの塗り薬まで様々なものがあります。

 ちなみにトローチやうがい薬は口から入れますが、これらは口の中や喉の粘膜に作用させる薬だから外用薬に分類されます。

初回通過効果とは

 口から食物や薬を摂取したとき、中には毒物や有害物質が含まれることもあります。そのような生命を脅かす可能性のある物質がそのまま血液に入り、全身を巡るのはとても危険なことです。
 

(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます)

この記事の続きをお読みいただくためには、週刊『あはきワールド』(有料コンテンツ)のご購読手続きが必要です。

ご購読の申し込み ログイン(ご購読済みの方はこちら)




トップページにもどる