週刊あはきワールド 2021年9月22・27日合併号 No.731

あはきメンタル~臨床心理学入門編~ 第10回

一人でできるカウンセリングのトレーニング(6)

~コーチング(2)~

目白大学大学院心理学研究科教授 奈良雅之 


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 オリンピック・パラリンピックが終わって、ようやく一段落しました。選手をはじめボランティアやスタッフとして関わった皆さん、報道やメディアの皆さん、本当にお疲れ様でした。今回もテレビ中継で記憶に残る名シーンを目にすることができました。選手の活躍の映像の片隅に、ときおり映る監督やコーチ、控え選手やサポートスタッフの姿にも思いを寄せて観戦したひとも少なくないと思います。そんな関係者の人間模様を取材したドキュメント番組の放映も期待しています。

 さて、コーチとは、競技者あるいはチームの技能向上をはかり、競技に向けて身体的、精神的準備をさせ、その競技の最中に助言をする人です。そしてコーチングとは、選手あるいはクライエントが目標達成に必要なスキルや知識、考え方を備え、行動することを支援するプロセスです。コーチングは、スポーツだけでなく、産業界や医療においても期待されるようになってきました。

 前回は、あなた自身がどのようなコーチングを受けたいか、どんなコーチングスタイルを好むのか、という視点からコーチングについて考え、関連するコーチングの機能について述べてみました。今回は、前回に引き続き、福島脩美氏の『自己理解ワークブック』から「コーチング」の章を取り上げて、あなた自身がコーチになるとしたら、どんなコーチになりたいかという視点から、コーチングについて考えながら実施するカウンセリングのトレーニングを紹介したいと思います。

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