週刊あはきワールド 2021年11月10日号 No.737

緊急アピール39

後遺症はコロナ軽症でも4人に1人

~新型コロナワクチンはLong COVIDにも効果あり~

 (1)石川家明(2)木村朗子(3)平岡遼 


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(1)石川家明:TOMOTOMO(友と共に学ぶ東西両医学研修の会)代表
(2)木村朗子:ともともクリニック院長
(3)平岡遼:ともともクリニックレジデント

 第5波が収束し、全国のコロナ病床からも患者が0人になったという話も耳にするようになりました。これから問題になるのはLong COVIDで苦しむ人を拾い上げて医療的、社会的に救うことです。前回はLong COVIDの症状とその発現率を見てきましたが、今回はいくつかの発表された症例報告を検討していくことで、Long COVIDに苦しむ人たちの臨床像を身近に捉えていきます。さらにWHOが発表したLong COVIDの症例定義についてもお伝えします。

■日本でも少しずつ認知度が増えてきたLong COVID

 去年からLong COVIDの存在はいくつかの論文報告によって認知はされていましたが、COVID-19への対応だけで精一杯で余裕のない状態でした。第5波の落ち着いたいま、既感染者の増加から感染後にもある症状を訴える人が増えたことから、Long COVID患者への対策が喫緊の課題になってきました。 

 日本では、Long COVID外来を始める病院やクリニックが少しずつ出てきており、東京都などの自治体では「コロナ後遺症相談窓口」が開設されています。各自治体のホームページでもそれぞれで作成した後遺症のリーフレットやチェックシートなどを公開しています1,2)。また、厚生労働省は早ければ10月中にコロナ後遺症に特化した診療の手引を公表することを発表していたようなのですが3)、11月7日時点ではまだ発表されていません。11月2日に公開された「新型コロナ感染症(COVID-19)診療の手引 第6.0版」がこれに当たるものだったのかもしれませんが、本手引での後遺症の記載は、次の項でご紹介する日本での調査結果を追記したのみです4)
 

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