週刊あはきワールド 2021年12月15日号 No.742

臨床万事塞翁が馬 その43

財布は重く、心は軽く!?!?

大阪漢方鍼医会 森本繁太郎 


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1.患者さんを治すとは?

 ええっと、皆様は患者さんを治すという事について、どういう風にお考えでしょうか? とりあえず主訴や愁訴さえ緩解させれば治せたという方もいらっしゃると思います。また、病態が改善してこそ治せたという方もいらっしゃるでしょう。このほか、人間は生まれた時から何かとトラブルを持っていて、死ぬまでそれを引き摺って行くものだから、我々はその橋渡しをするしかないとの考えをお持ちの方もいらっしゃるかも知れませんね。ほかにもあるでしょうが、私は上の三つの例のどれかに当たれば、患者さんの治療の条件をそこそこ満たしているんではなかろうかなんてな事を勝手に考えております。

①とりあえず主訴や愁訴さえ緩解させれば
 確かに患者さんという生き物は我が儘であります、亡者であります。したがって、すぐに主訴や愁訴が緩解する事を当てにしている方が沢山いらっしゃいます。そういう患者さんを上手く治せた場合、つまりニーズに応えられた場合は、とても強力な広告塔になっていただける事間違いありません。ただし、これはうまく治せた場合だけの事なんですよね。うまく治せなかった場合には、逆の意味での強力な広告塔になりかねないのも確かなんですが…。
 

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