週刊あはきワールド 2022年1月5日号 No.744

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.91-1

子どもの病はMPA(えめぺあ)で治す!(前篇)

~森の式漢方小児はり(MPA:えめぺあ)とは~

三河漢方鍼医会 森野弘高 


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1.はじめに

 鍼灸院に来院する子どもの多くは、保護者が子どもの体調不良を感じて来院することが多いのですが、子どもは身体の不調を言葉でうまく伝えることができません。例えば、保護者が訴える子どもの症状で「夜泣き」という主訴では、ただ「夜泣き」を治療するのではなく、子どもが泣けてしまう体調不良の原因である「夜泣き」の源(みなもと)の病態を四診法で把握し病態を治療するのがMPA、森の式漢方小児はり(スペイン語でMolino Pediatria Acupuntura 風車のような小児はり治療)です。今回、私が子どもから大人まで刺さないはり、ていしん(鍉鍼)で治療している治療法を説明させていただきます。

2.治療方法

 漢方鍼理論をもとにした古典鍼灸の考えからまず、子どもを治療する前に、それらがどこで、どのような原因で起きているかを、四診法(望診、聞診、問診、切診)から得た情報を臓腑の生理、病理、病因論等で弁別して証を決めます。

 証が決まったら、治療方針から選経、選穴、手法、治療量を考慮して本治法、流氣鍼、標治法を組み立てて病態を治療していきます。

3.使用する鍼

 次に治療に使用する鍼は、刺さない鍼ていしんを使用します。
 

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