週刊あはきワールド 2016年8月3日号 No.484

【新連載】インタビュー ISO/TC249,TC215は今? その1…木村友昭氏に聞く

鍼機器領域の国際標準化の現況

 【聞き手】あはきワールド編集人 


 ISOにおいて伝統医学領域の国際標準化が行われているが、さる6月(6~9日)、第7回全体会議(ローマ会議)が行われた。弊マガジンでは、このローマ会議に参加した各分野(鍼機器、灸機器、鍼灸安全ガイドライン、医療情報)の日本の担当者にそれぞれの領域における国際標準化の現況についてインタビューを試みたので、今号から4回にわたってその内容を掲載する。第1弾の今回は、木村友昭氏に「鍼機器領域の国際標準化の現況」について聞いた。(※なお、このインタビューの企画においてはJLOM関連委員会委員長・東郷俊宏氏にご協力いただいた)

その1…木村友昭氏に聞く 鍼機器領域の国際標準化の現況
その2…形井秀一氏に聞く 灸機器領域の国際標準化の現況
その3…新原寿志氏に聞く 鍼灸安全ガイドラインの国際標準化の現況
その4…斉藤宗則氏に聞く 鍼灸領域の医療情報の国際標準化の現況

★参考
インタビュー JLOM関連委員会委員長・東郷俊宏氏に聞く
 

木村友昭(きむら・ともあき)

明治鍼灸大学卒業、明治鍼灸大学大学院修士課程修了、筑波短期大学助手、筑波技術大学助教を経て2008年より東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科准教授・東京有明医療大学大学院保健医療学研究科保健医療学専攻鍼灸学分野准教授。

 

ISOの会議に関わるようになった経緯

―― ローマ会議、大変お疲れ様でした。まず、木村さんがISOの会議に関わるようになった経緯を簡単にご説明いただけますか?


木村友昭氏
木村国内における物療系・東洋医学系の医療機器認証基準や日本工業規格(JIS)の策定、改訂に関する業務を行っている日本理学療法機器工業会に依頼されて、主に鍼電極低周波治療器の医療機器認証基準作成のお手伝いをするようになったことがきっかけです。そうしているうちに、ISOの方でも鍼電極低周波治療器の国際規格が作成されるだろうとの見通しになり、森ノ宮医療大学の山下仁先生や、東京有明医療大学の東郷俊宏先生から依頼があり、TC 249にも参加させていただくようになりました。

―― TC249にはいくつか分科会がありますよね?

木村TC249には現在、5つの分科会(WG)と、TC249と協同して国際規格の策定を進めているISO/TC215(医療情報)とIEC/SC62D(医用電気機器)とのJoint WGが2つあります。


















―― そのうち、木村さんのご担当は?

木村私は主にWG3とWG4、そして医用電気機器を扱うJWG6での会議に参加しています。

WG3とWG4、JWG6の案件について

―― では、木村さんがご担当になったWG3とWG4、そしてJWG6の案件についてご説明いただけますか? まずはWG3から。
 

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