週刊あはきワールド 2016年8月10日号 No.485

随想

Subcultural Acupuncture (その17)

~研究という力、そして社会鍼灸学会へ~

Body & Soul 箕輪政博 


◎その16 医療最前線と…
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1.想起

 「研究」という言葉で連想するのは? 研究熱心、研究所、研究開発、課題研究、大学、ノーベル賞……、一般的には「ある疑問や課題があって、調べて、理論立てて答えを出す」といった意味で、子どもたちの夏休みの宿題や個人の趣味的なものから、研究所や大学本来の業務、さらには、国家戦略的に莫大な金と人材を費やすものまでさまざまなレベルを含んでいる。人間という複雑系を扱う医学医療にとって、いわゆる科学的な研究(科学研究)は必要不可欠な務めである。鍼灸臨床においても、施術効果の疑問や気づき(症例研究)から古典研究などと、決して研究とは無縁ではない。もちろん、鍼灸関連大学では日々科学研究が実践されてい(るはずであ)る。

 現代生活の必須アイテムとなったスマホやインターネットも、IT分野の研究開発で支えられている。日常から社会におけるさまざまな有用な技術は、科学研究が大本にあり、この世は研究で左右されていると断言しても言い過ぎではない。鍼灸を医学医療の端くれと思いたいならば、科学研究手法を少しでも取り入れることが必要だろう。そのノウハウが身近になれば、「研究」は人生のさまざまな場面において必ず知的な力になる。

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